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北鎌倉駅から円覚寺を歩く ~水彩画11作目~

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円覚寺山門 水彩画11作目

 

我々の世代で「鎌倉」と聞くと、ばんばひろふみの「縁切寺」をイメージする人が多いのではないでしょうか。「今日鎌倉へ行ってきました二人で初めて歩いた街へ~」で始まるフォークソングは、今でも聞くと青春時代の淡く切ない恋を思い出し少しセンチメンタルな気分になりますね。

 

北鎌倉駅の簡素な感じは、ほかの駅にはない独特な風情があり、寺巡りには申し分のない駅といえるでしょう。また、この駅は驚くほど円覚寺に近く境内に駅があるような感じがします。もともとは夏だけ仮の停車場を設けてほしいとの要望からできたものらいしいのですが、陳情書の署名には、建長寺円覚寺の住職の名前が見られたというからかなりの圧力があったのだろうと思われます。今の素朴な駅舎は、この夏期簡易停車場時代のものですね。

 

駅前から通りを左折すると円覚寺の門前に出ます。石段を登り、次第に巨大な山門が少しづつ姿を現す感じは、ある種の荘厳さがあります。

今回の水彩画では、この石段から見えてくる山門を描きました。もっと大胆なコントラストと色調を意識しないと、とてもこの荘厳さを表現することはできませんね。

 

円覚寺は、鎌倉五山第二位、臨済宗円覚寺派の本山で、伽藍を直線上に配置した禅寺の様式は今も変わらない。建物は室町期に尼寺の太平寺から移築した国宝の舎利殿が最も古く、あとは地震や火災で滅び、山門が江戸期、仏殿などは昭和三十九年に建てられた新しいものである。しかし、現在も建長寺と並ぶ鎌倉屈指の大寺であることは変わりない。

八代執権北条時宗によって、蒙古来襲の際に戦死した敵味方の武士の霊を慰めるために建てられた。開山は、建長寺の住持であった宋の高層仏光国師無学祖元である。

工事を始めると、地中から石櫃が現れ、その中に円覚経が納められていたため、予定されていた寺名をとりやめ、円覚寺にしたといわれています。