熱海で乗船した遊覧船サンレモを描いてみた ~水彩画7作目~
7作目「熱海遊覧船サンレモ」
熱海は、自宅から近いので年に2回くらい温泉に行っています。水彩画を始めて、別の視点から熱海を見ることができ、楽しみが増えました。
今回は、熱海港から出ている遊覧船サンレモを描いてみました。
私の実家は、瀬戸内海の小さな島で遊覧船を営んでいましたので、小学生の頃から親父の手伝いでよく遊覧船に乗ったものです。今でも港に大小の船が並ぶ様子を見るだけでワクワクします。
遊覧船サンレモには、海中展望室なるものがあって泳いでいる魚を見ることができますが、残念ながら桟橋につながれている時、桟橋に付着している海藻などを食べている小魚が見える程度で期待外れでした。
熱海港から外海に出てからは、カモメと遊ぶことになるのですが、カモメの好物って知ってますか?
カモメのえさやりを体験できるということで、さっそく船内で販売しているえさを買いました。中身はどう見ても「かっぱえびせん」、ためしに食べても「かっぱえびせん」、きっと試行錯誤と経費からベストの選択だったのでしょう。
「かっぱえびせん」を手にもって、展望デッキに出ると恐ろしいほどのカモメが寄ってきます。海に向かって投げると海面に落ちる前にキャッチ!身体能力の素晴らしさに驚愕です。
カモメに混じってとんびのような大型の鳥も寄ってくるので、手に持ったままのえさやりは止めたほうがよさそうです。
描き方で難しかったのは、海面をどのように表現するかですね。海面で遠近感を出す場合、波の長短を使うことがあるのですが、波のない鏡のような海面は厄介です。
もっと、船だけにフォーカスして描けばメリハリのある画になりそうですが、思いに技が追いつかない感じです。