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塩飽諸島の塩飽勤番所を描いてみた ~水彩画9作目~

 

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                        9作目 「塩飽勤番所」

瀬戸内海の塩飽諸島本島にある塩飽勤番所を描いてみました。

塩飽本島は私の生まれ故郷であり、小学入学から中学卒業まで塩飽勤番所の前を通って通学していました。本島を離れて数十年、故郷の歴史を読み返すと貴重な史跡であることをあらためて認識しました。

塩飽諸島江戸時代に人名(にんみょう)と呼ばれる幕府の御用船方の集まりによって自治されていました。その中から選ばれた年寄が、宮の浜に設置された勤番所において政務を行っていたようです。

建物は寛政10年(1798年)に建築された歴史あるもので、万延元年(1860年)に改築された後、旧本島村役場等に利用され、跡地を「塩飽勤番所跡」として昭和45年(1970年)に国の史跡として指定されました。史跡指定の後に建物の全面改修を行い改築前の姿に復元され、現在は資料館として公開されています。

資料館には、織田信長徳川家康等の朱印状、また咸臨丸の乗組員には多く塩飽諸島出身者がおり、その乗組員の遺品や咸臨丸の模型なども展示されていいます。

敷地は約42メートル四方で、周りは土塀で囲まれている。南面する長屋門には番人部屋が付設し、主屋は入母屋造りで、詰め所は裏にあり、北西部の中庭には朱印庫が建てられています。

 

今回は、正面入り口の門をメインにしました。門から見えるのが本館で、左側の木の枝が屋根にかかっています。遠近感を出すため門の明暗を強めにしていますが、思ったより暗部が再現できていません。水彩画は乾くとかなり色が薄くなるのを実感しました。

 

 

外観

 

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本館